GSX-R 150 2024/8/6~

このバイクを手に入れたのは偶然も偶然であり、このバイクが欲しい!比較してこのバイクに決めた!というものでは全くなく、チャンスがあったので手に入ってしまった、いわば棚から牡丹餅、いつの間にか生えていた状態である。
自身にとって初めてのスズキ車であり初めての150㏄クラスのバイクである。だからと言ってほしくもないのに手に入れたわけではない。惹かれる点は多々あるがまずその希少性だ。国内ではGSX-R125が販売されているがその兄弟機でインドネシアスズキより発売さえている。150という日本では半端な排気量故人気がなく(サーキットユーザーやGSX-R125ユーザーには人気があるとかないとか)まったくと言っていいほど国内で流通していない。さらに車体カラーは濃い目のイエローブラックという国内では全くでないカラーに何より惹かれたのだ。 余談であるが現在所有しているKLX125と同じオーナーより譲り受けている。
そしてこのバイク、なんとキーレスである。キーレスといえばCBR1000RRRやMT09など高級バイクやXADVなど高級コミューターに装備されているが150クラスの身軽なバイクに搭載されているのである。さらにセンタースタンドも装着可能。見た目からレーシーな使い辛いバイク、のように思われがちだがその実、利便性やガジェットとしての楽しさ、必要な機能のそろったメーター周り、軽量さを生かしたコンパクトな設計が何よりこのバイク魅力なのである。 実際に手元にきてしっかり乗ってみるとこのバイク、驚くほど本格的でかなり高回転まで回って楽しいバイクだったのである。125、150というとジクサーやクロスカブのような空冷でマイルドな移動の楽しみのようなバイクを思い浮かべるがそういったバイクではなく、感覚としてはいうなれば2stのNチビやTZR50、NS1のような軽量で高回転まで単気筒とはおもえないほど軽やかにぶちまわっていく感覚のバイクに近い。
たまに原付にRはいらない、などの声があるがこのバイクは『GSX-R』にふさわしいつくりをしていると感じることができるだろう。間違ってもGSX250Rとは同じジャンルではない。 このバイクを目にした人の多くが、150という排気量で高速は大丈夫なの?、ポジションきつくないの?と聞かれるが150という排気量だからと言って高速や巡行がつらいといったことはさほど感じない。合流や追い越しなどでもしっかりぶちまわっていくエンジンで出力に不満もなく、燃費よくゆるゆるも乗れる。さすがに大型バイクのようなガツンとしたトルク感や安定感こそないが移動で不便を覚えることは少ない。 街中やちょっとした峠で気持ちよく走るのにまさに最適なバイクだと感じたので通勤含めいろいろな場面で乗っていきたい。