工賃2万円!?SC57のプラグを自分で交換してみた【CBR1000RR】

今回は愛車のSC57のプラグ交換をしていこうと思う。なぜかというと前回MC19のプラグ交換をしてなかなかにやばかったというのもあるが、なんと今回、当チャンネルキャラクターのイツナちゃん宛てに誕生日プレゼントを頂いたのである。(本当に皆さんからたくさんプレゼントやファンアートをいただいたのでその様子はぜひこちらのアーカイブから確認してほしい。)そしてなんとRevCraft製のクイックシフターをいただきました!!すごい!なのででこちらを取り付ける際についでに交換しようと思ったわけだ。ちなみにプラグもご支援いただきました本当にありがとうございます。クイックシフターに関しては後日レビューしようと思うので今回はプラグ交換までの手順を紹介していく。

SC57のプラグ交換は楽ではない

プラグ交換と聞くと簡単なイメージがあるがSC57のプラグ交換は工賃にすると約2万円ほどかかる(は?)先日交換したMC19もなかなか面倒な作業なのだがSC57のプラグ交換はさらに上をいき大変外すパーツが多く知恵の輪状態である。なお工数はパーツリスト上では「1.2」であり約13000円ほど。バイクの相談にいったら「そんなバイクさっさと乗り換えたほうがいいですよw」と半笑いで対応した某ホ〇ダドリームであればおそらく新車乗り換えを進めてくるレベルで面倒な作業だ。(動画はコチラ)楽ではないが1つ1つやっていけば特殊な工具は必要ない作業なのでさっそく交換していこうと思う。ちなみに大量にネジを外すので金属のトレーなどを用意しネジを紛失しないようご準備を

1:タンクを/サイドカウル外す

まずはシートをはずしタンクカバーを外す。デカすぎんだろ…タンク容量も17Lで大きいがタンクカバーがめちゃくちゃ大きい。でっか…タンク横のボルトを外すと上にタンクを跳ね上げられるので何か適当なものを挟んで固定して作業していこう。サイドのカウルは外さなくてもできないことはないが後々外さないとかなり面倒でめちゃくちゃ手間がかかる個所もあるので初めから外しておいたほうが良い。

2:エアクリーナーボックスの蓋を外す

エアクリーナーボックスの蓋の上にはECU類が後期型はついているのでこちらを外していく。無理やりカプラーを引き抜くのではなく本体を止めているネジで外しそっとカプラーを引き抜こう。めんどくさがって無理やり引き抜き断線や故障すると数十万するので絶対外したほうがいい。
蓋は+ネジで止まっているので簡単に外せるが奥まった位置に今後もネジが大量ににあるので長い+ドライバーを用意したほうがいい。意外とダイソーも安い奴がちょうどよい。

この円柱のバカでかいのがエアクリーナー。当SC57はフルパワー化しているので社外エアクリになっている。

3:セカンダリインジェクターを外す

SC57やPC37などは高回転でも高出力を安定して出すためにインジェクターがここにもある。こんなの触って大丈夫なの?と思うかもしれないがボルトで止まっているだけなので外していこう。

4:エアクリーナーボックス上部を外す

セカンダリインジェクターをはずしさらにネジを外していくとエアクリーナーボックスの上部が外れファンネルが出てくる。当SC57はフルパワーなのでこんな感じの淫乱なスケベファンネルになっているが純正だとじょうごのようにめちゃくちゃすぼまったものになっている。

5:エアクリーナーボックス/ファンネルを外す

ここも各部ネジで止まっているので外し、本体につながるホースを外しエアクリーナーボックスをはずしていく。ちなみに内部のネジ類も外す箇所が多いのでしっかり外していこう。引っ張っても外れない場合は緩んでないところがあるかホースを外し忘れているので慎重に。そしネジ上部には返しがついており完全に緩んでもネジ自体が外れないようになっているので注意。またゴムのシート類は突起にひっかっかっているだけなので適時外していこう。

6:ラムエアダクトにつながる部分を外す

このラムエアにつながる部分は知らないとおそらく外すのは不可能でこの突起とフレームからのぞいたネジを外すことではずすことがでる。アクセルワイヤーを外す必要はない。

7:ラムエアダクトの固定を外す

ラムエアダクトはラジエーターのステーにボルトで止まっているので左右2か所外していく。だがラムエアダクトは外れない。ダクトがずらせるようになります(は?)はずして交換したいところだが無理なのでずらして外す…のだがこのままではずらせない。

8:ラジエーターをずらす

すでに何の交換をしているかわからなくなってきたがラムエアダクトをずらすためにラジエーターをずらす必要があるのでラジエーターをつないでいるボルトとステーを外しておくホースは外さないでもよいがあまり無理な力はかけないほうがいい

9:ラムエアダクトをずらす

そしてラムエアダクトを前方にずらしていくとぎりぎりダイレクトイグニッションコイルとカプラーが見えてくる。。こうすることでやっとプラグにアクセスできるわけだ。

台形の部分を前方向にずらすとダイレクトイグニッションコイルがやっと見えてくる。

10:ダイレクトイグニッションコイルを外す。

カプラーを押し込むとロックが解除されるので引き抜き、ダイレクトイグニッションコイルを引き抜く。この際カプラーが何番かわからなくなると大変なのでマジックなどで番号を書いておくなどしておいたほうがいい。(最初から自分は書いてあったけどね)マジで人は順番忘れます。間違えたらまたこの作業をやる羽目になるのでここは確実に記録しておいたほうがいいです。外したイグニッションコイルも特に異常はなさそうなので軽く拭いておきました。ここも壊れると高いです()

11:プラグを外す

プラグは車載工具で外していきます。ぴったりサイズなので絶対車載を使うべき。逆に今使わないと一生使うことはないです。スパナをかませて外していきます。
プラグの状態はこんな感じで汚れはありますがさすがFIといった感じできれいな焼け色でした。電極も特段減っている感じはない。

12:プラグを交換する

本当に廻り道だった 本当に本当になんて遠い廻り道………ジャイロはこのために……「LESSON5」はこのために…
ありがとう ジャイロ
本当に…本当に……「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…   

ということで今回つけるのはNGK「IMR9C-9HES」のイリジウムプラグ。SC57は純正でイリジウムプラグなのでイリジウムしか選択肢はありません。
交換方法は取り外す逆手順でOK締め付け方は手で閉まるまで回しこのプラグの場合1/6回転で締め付ける。これはNGKプラグの箱の裏に実は書いてあるので迷ったときは箱をよく見てほしい。

13:カウルを戻す

ここまでいろいろやってきたがここからすべてカウル類を戻していきます(絶望)ここまで読んだ方は工賃が2万円ほど取られる意味がおそらく理解できたことであろう。

交換後走ってきた感想

交換するとやはり好調。クイックシフターもつけているが次回紹介

先日キャブであるMC19のプラグを交換した際は足が軽くなったかのようなものすごい変化があったが今回はそもそも不調での交換ではないためそこまでの違いは感じるに至らなかったがパワーの発生とフィーリングがスムーズになり綺麗にするすると走る感覚は確実にある。さすがに3000kmで毎回交換する人はなかなかいないかとは思うが不調になる前に早めに交換したほうがいいことは確実である。また今回のブログを読んでわかったかと思うがアクセスは大変だが特別難しいことはやっておらずただプラグ交換してるだけなので時間に余裕のある方はじっくり愛車を愛でてみてもいいのではないだろうか。

そして何より工賃20000円で計算するとプラグを定価2200円で買ったとしても4本で8800円(Amazonだともっと安い工賃が20000円が発生しないのでつまり11200円浮いたことになる。このお金で予備のプラグを購入しておけばつまり…永久機関…ってコト!? ちなみに筆者は中学生時の数学の成績は2である。冗談はさておき自分で整備すればこのようにお金が浮くのでそれを元手に調子のよくなった愛車と整備後にちょっと遠くにおいしいものでも食べに行くほうがちょっぴり幸せで有意義ではないだろうか。

補足:イリジウムにプラグついて

イリジウムプラグときくと高寿命な感じがするがバイク用の寿命は~5000kmとなっており、NGK公式サイトに記載がある。IMR9C-9HESなので「I」が前にあり長寿命タイプかとすっかり自分は近年まで思っていたがバイクは全くそんなことはなかった。
こんな交換5000kmで毎回きるわけないだろ!!!!!!!!という方はMotoDXというプラグにするとよいかもしれない。10000kmほどの寿命があるぞ!ただSC57用MotoDXはもちろんない()
納車時に自分はプラグ交換をしたわけではないので正確に何キロ走ったかは分からないが納車から少なくとも1万キロほど走っているプラグでこんな感じだったので皆さんの交換やプラグの状態の参考になればと思う。

そして次回はクイックシフター取り付けについての記事を書いていくのでぜひそちらもご覧いただければうれしい。

動画はこちら


今回使ったものはコチラ

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