チューブタイヤにも使えるパンク修理材買ってみた。【タイヤパンドー】


皆さんはパンクしたことはあるだろうか?「パンクなんてそうそうしないよ」そう思っている人が大半だろうう。
実生活の中ではアニメなどにあるようにパンクして破裂や急に操作不能になることはまずない。チューブレスの場合釘を踏んだりしても実際すぐに抜けきるのではなくじわじわと抜けていく。翌日なにか乗り味がおかしいのでチェックしたら何か刺さっていた、実際に自分もパンクしたことがあるがチューブレスの場合いわれるまで気づくことがなかった経験がある。そして自分はパンクに関する備えなど全くしていなかった。 でも事件は目の前で起きた。そしてつい先日も何もできなかった苦い経験がある。

MC19のリアタイヤに刺さった金属のナニカ。走っていると気づかず、降りて知人にいわれるまで気付かなかった。

チューブタイヤはパンクに弱い?

ではチューブタイヤの場合はどうなるのかというとチューブレスに比べて一瞬で抜けきってしまう。先日 御荷鉾スーパー林道に行った際に一緒に走っていたハンターカブの友人が運悪くパンクしたのだがプシュッといってから0気圧になるまで30秒もかからなかった。(結果複数個所パンクしていたそうな)そして当たり前だが林道にJAFは入ってこれるわけもなくそもそも電波がない。その場で押して帰るか助けをを呼ぶ必要がある。スーパー林道からどうにか道の駅にたどり着きGSで空気を入れてみたが入れたそばから抜けていく始末。チューブタイヤに救いはない。

実際にパンクした場合どうする?

パンクした場合そのパンクを直せばいいのだがチューブレスとチューブタイヤでは修理方法が異なってくる。基本的にチューブレスはパンクに強く修復もニードルタイプなど信頼性も高く恒久的に使えるような修理の仕上がりでより簡単な作業ができる様々なタイプが発売されておりタイヤの脱着をすることなくすぐに修理が可能。
一方チューブタイヤの場合、チューブとタイヤが独立しているためタイヤの脱着、もしくはホイールを車体から外さない場合でもビードを落としチューブを引きずりだす必要がある。
つまり替えのチューブやパッチ、タイヤレバー、空気入れを持ち歩く必要がある。だがそんな大掛かりな備えを常に持ち歩く人は少なく、持ち歩いている人がいるとすればそれはすでに過去にパンクを経験した人であろう。そして当然持ち歩いているだけでは意味がなくタイヤ交換や修理ができるスキルも必要素人にはPITならまだしも路上や山の中でタイヤを外す、など到底できるはずがない。じゃぁいったいどうしろっていうんだ!

チューブもチューブレスも簡単に使えるパンク修理材があった。

そこで登場するのがこのスリーボンド(ThreeBond )タイヤパンドーだ。簡単に言えば最近の車に入っているパンク修理キットと同じようなものでタイヤ内を液体のゴムで満たし穴をふさぐと同時に空気も入るという代物である。基本こういった商品ではチューブタイヤは直せない場合が多いと聞くがこの商品はチューブタイヤにも使えるとしっかり明記してある。使用できるタイヤは
タイヤサイズ3.50-14~5.10-21、70/80-14~140/90-18(目安として125~750ccクラス)まで使用できるとのことでタイヤウェルドより小さくても対応範囲が表記上は広い。
一応有名なタイヤウェルドもチューブに使えるらしいことはかいてあるが裂けたチューブには使えないとのこと。(そりゃそうだ)外観は白と赤で緊急な感じで意外と小さい内側は断熱材が入っているが防水ではない。

よく見かけるタイヤウェルドよりも一回り小さい。


使い方は簡単でパンク面を下にして注入するだけ。工具は不要。タイヤの状態にもよると思うがこれがあれば少なくとも林道や人がいない場所から脱出し、家まで、もしくは助けが呼べる場所まで戻れるのではないかと思う。実際に使って帰宅した人やチューブにつかえたという声が知人からも結構聞こえてくる。なので今回はタイヤウェルドではなくこちらを購入したわけだ。前述したがパンクした場合本当に無力で何もできない、走行できなくなるのでこういった装備があるだけで安心感や実際のトラブル時に大いに助けになるだろう。

注意点

便利なこういったタイプの補修材にも弱点がある。それは使用期限が設けられていることと、あくまで一時的なものだと思ったほうがいいこと、そして充填後はタイヤ内部が中がめちゃくちゃ汚れることだ。
聞いた話だと3年前のものでもいけたとの話もあるが劣化するとゴムが固まらなくなったりするようなのでできれば期間内のものを持ち歩きたい。また購入時はこの使用期限をよくみて購入すべきである。自分は某南海部品で購入したのだが買ったものはなんと6カ月しか使用期限がなかった。本製品の使用期限は製造日から3年とのことなのでこれをしれっと定価で販売してるのはちょっと…()
そしてこれはあくまでパンクを修理してお店や自宅まで応急的に走るものであるという点だ。ニードルタイプやパッチはそのまま問題なく使えることも多いがこちらはあくまで一時的なもの。これで修理してまたよそでパンクしたら元も子もないし、一応漏れなかったらそのままでもいい、みたいなことが書いてあるが後述することと合わせてぜひ早めに交換してもらいたい。

そして充填した内部がめちゃくちゃ汚れる。このタイプを使いたがらない人が多いのはこれが一番の原因だと思う()ただリムを削ってホイールをダメにするよりはぜったいにいいはず。
タイヤ内にこの液体を注入するのでホイールやタイヤ自体がかなり汚れるうえそのままにしておくと汚れを取ったりすることが非常に面倒である。バイク屋さんで働いているときにJAFできたり自走で来たり結構していたがホイール内側にこれやパンク予防材が入っていると液体とゴム状のものでベトベトになりめちゃくちゃ面倒だった()そして基本的にこれを使ったらお店ではチューブの交換、もしくはタイヤを交換になるのでそれは覚悟しておいてほしい。

実際自分は実際にバイクライフの中でパンクした際に助けられたことはあるが、友人がパンクした際に何も持っておらずなにもしてあげられなかったことを何より悔いている。なので「自分はパンクなんかしない」と思っていてもこれからはこういったものを持ちあるき、自分もしくは友人、もしくは困っている誰かを助けられたらいいなと思っている。そしてこういったものなら技術もいらないし時間もかからず、物自体に使用期限があるのでおせっかいや勿体ない、と思わず快く助けられそうな気もする。バイク乗り同士助け合うのが一番!(利害の一致)

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