GORILLA(Z50J)モンキーメッキフレーム 2025/8/20(完成日)


このゴリラはそのまま購入したのではなく、フレームから作り上げた初めての1台である。

ことの発端はゴリラほしいけどかえないなぁなどといろいろ言っていたところ知り合いのゴリラオーナーさんから使っていないフレームをいただく運びとなった。いただいたフレームはホンダ純正のメッキモンキーのフレームだが結構錆が発生しておりそのまま使うのはちょっと難儀な代物で前オーナーもしっかりいろいろと説明いただきゴリラオーナーへの道がスタートしたのであった。 ※完成までの様子は動画で投稿しているのでぜひそちらをご覧ください


ゴリラ作成の中で一番難儀だったのはエンジンの選定やそれによる各配線に関してだ。純正エンジンはポイント点火6Vだったり、そもそも50㏄なのでボアアップが必要だったり、中華エンジンは信頼性に欠けるなど選択肢はおおいが知識がないと選ぶという行為はできないもので、結局CD90エンジンのスワップするということにしたが…それはそれでキャブだったり色々調べたり、聞いたり手探りやトライ&エラーで本当に大変でした()

純正の前かごは中古品をパウダーコートで塗りなおした

エンジンはCD90をスワップ

メーターはアメリカンダックスより流用

また、この前かごがかわいいので今回6V外観のゴリラがつくりたい!となったわけだが現代でこの外観で作るとなるとあまりにも金額が高くなってしまうのでお勧めできません…! メーターサイズが特殊だったり、細かい配線やメーターケースなどが結構入手が大変です… タンクの塗装もベランダ自家塗装にしました()カラーは以前乗っていたコペンの純正カラーにしました。コペンを手放すけどその意志というか、自分の中で整理をつける意味でもこのカラーにしましたがいい感じ出来上がりました。手放す前に並んで撮影したりできて本当に良かった。

今は手放したコペンと同色に塗装。

さて肝心の使い勝手だがキックスタートということもあってFIセルほどの始動性の良さはないがしっかり日常でも使える。しかしこのかごは結構荒いので実用的ではなく直接入れるというよりバッグや巾着などを入れる感じになる。でもかわいいのでOKです。

この車体の小ささはかなりメリットでトランポやちょっとどこかにいくだったり、簡単な整備やバイクいじりが何より楽で快適にできる。所有して分かったがこれはたしかに手放す気にはならない。 ただ、いい点ばかりではなくその小ささゆえ、現行のモンキーと比べると乗り辛く長距離には向かない。ポジションや小ささがという意味ではなく信頼性という意味で長距離には向かない。

また、走行の安定性や快適性をいくらでも拡張できるベースであるが、結果いきつくのが現行モンキーの姿なのである() なので快適性を求める人やお金をかけるのがもったいないという人には全く向かない車両である。しかし、DIYが好きな人にとっては今回のようにフレームさえあれば自分の好きなようにバイクを作れるという数少ないベースである。また今後この小ささの内燃機関搭載モビリティが出ることはないのでそういった意味でもこの小さなモンキー/ゴリラでいろんな場所へ旅に出たい。

合同誌でかいたゴリラ擬人化